【本番だけ】11♂の中学受験、合格しました。【ちゃっかり合格】

息子の中学受験が終わり、おかげ様で合格することができました。
本人はいま受験の重圧から開放され、友達の家に遊びに行ったり、アニメやゲーム三昧の日々を過ごしております。
ただ、時折塾に通って中学入学に向けての準備もしており、2月には合格した学校から宿題が出る予定です。
次の大学受験に向けてスタートダッシュできると良いなと思っています。


合格した中学校は北嶺中・高等学校と言います。
学生時代を茨城/東京で過ごした私は知らなかったのですが、北海道内では進学校として有名な学校なようで、調べてみると高2時点の学生全員の平均偏差値が66で道内1位(2位は札幌南の65)、他の学年も常に道内1位か2位の位置にいるようです。また、2年前に北嶺の卒業生が東大の理系代表として答辞を述べた(つまり首席で卒業した)時は、道内では大きな話題になりました。


私は受験を検討するまで私立中学受験と言うと「金持ち」「おぼっちゃん」というイメージでしたし、そういうイメージをお持ちの方も多いようですが、北嶺に関しては男子校のため女子がおらず、体育の授業でラグビーに取り組むなどどちらかと言うと人格形成や男同士の友情を重んじた雰囲気のようです。説明会で先生が仰っておりましたが、年頃の男同士ですので普通の中学と同じように小競り合い等もあるようですし(そういった場合は学校サイドできちんと対処される、とのこと)、「おぼっちゃん」の印象とは無縁のようです。


学費も私立中の中ではリーズナブルな方だと思います。
天才ではない息子が医者になるには学費が掛かるのは仕方がないことなので、公立校に行きつつ塾や予備校で勉強した場合と、北嶺中で寮生活した場合、その他の私立中学の場合とで費用を比較しました。結果、公立校より北嶺中の方が費用が掛かるものの、メリットが多くリーズナブルであると感じました。
【メリット】
中高一貫校で通常の学習を早期に終わるため受験対策の期間が長めに取れること
・学校で受験勉強ができること(公立校では塾や予備校でやるので授業が無駄になりがち)
・高校受験が無いためその分を大学受験や教育の時間に回せること
・英検取得や海外への修学旅行など公立校ではやらない内容に魅力を感じたこと
・医者志望の学生が多く、寮では現役の医者や研修生が指導してくれることもあること
・卒業生のうち国公立大の医学部合格力が身につく割合が全国でもトップクラスであること


とは言え決して安くはない学費なのですが、息子が保育園の頃から医者になりたいと言っていたこともあり、割と長い期間節約を心がけてコツコツ共働きをし、準備することができたのも大きいです。(それでもさすがに私立中学に行くとは思っていませんでしたので、卒業する頃には貯金は底を突くと思いますが。。。)


男子校ということで女子がいないのが人格形成の面で気になりましたが、その点はうちの子はちゃっかりしていて、今の小学校で女子の友達がいるので、時々帰ってきた時に遊ぶことができます。学校では同級生に「女たらし」と言われたそうです(笑)
むしろ、中学生というと異性がいると気になって素直な感情表現がしにくい子も多い年頃なので、男子校の方がより物事に真っすぐ向き合える分、返って好都合なのではないかと思っています。あとは本人が「男子校でいい」と言っていたので、女子が居るいないよりも医者になれる学校に行きたい気持ちの方が強かったのもありますね。


ちなみに北嶺は試験後に合格ラインと取得点数を開示してくれるのですが、底辺ギリギリとは言わないまでも下の方で合格したのは間違いないので、ここから医学部に入るにはまた相当の努力が必要になると思います。
腕試しで挑んだ上位校や某校の上位コースへの合格は叶いませんでしたが、本番だけちゃっかり合格した息子が6年後どうなっているのか楽しみです。


[関連]
9才♂の中学入試 http://d.hatena.ne.jp/yasuhallabo/20111120/1321814482
11才♂の中学受験 http://d.hatena.ne.jp/yasuhallabo/20140104/1388807937