【あと9日】11♂の中学受験

え〜と(・ω・)
ひさびさに日記をばー。


あと9日。
になりました、11♂の中学受験です。
日記に書くのは約2年ぶりになりますねぇ〜〜


[参考]9才♂の中学入試
http://d.hatena.ne.jp/yasuhallabo/20111120/1321814482


本人は相変わらず、尻に火が「 付 き ま せ ん 」(笑)
もうね、こいつの鈍感力を侮っていましたよ!
あと9日ですよ?あと9日!
さすがにこの辺になれば緊張感出てくるかと思ってたけど、甘かった(*´Д`*)


まぁでも、だからこそ医者を目指しているのかな。
計算高い子ならとっくに諦めてるし、世渡り上手な子だったら他の道を探してたんじゃないかと思う。
今はだいぶ出来るようになったけど、もともと勉強できる子じゃなかったからね。
気遣いできる子なら、大して金持ちでもないウチに遠慮してたかもしれない。
だからまぁ、コイツらしくていいんじゃないかと思う。


受験をさせたのは「自分のやりたいことをやり抜く」ってことをして欲しかったから。


オレ自身、ゲームが好きだったからゲームを学べる専門学校を選び、好きなことを仕事にして来ました。
ほぼ全員が大学に行く高校だったので、先生に「もう諦めて専門にしちゃった人が居るみたいですけどねぇ〜」なんて嫌味言われましたけど。
好きなことだから若い頃は楽しんで打ち込めたし、若いウチに経験を積んだから今がある。
好きで始めた仕事だったから、ただ機械的に仕事をこなすのではなくこだわりを持って技術力を磨けたんだと思っています。

なのでまぁ、納期の許される範囲内である程度自由に作らせてもらった前の会社にも感謝してます。
辞めちゃったけど(*´Д`*)
会社を伏魔殿のように言う人もいるけど、所詮人の集まりなんで、一人ひとりとの付き合いを大事に思っていくと仕組みがわかるんですよね。
考えた結果が辞める道を選ぶ理由のひとつになることもあります。


ちょっと話がそれましたが、こうした経験から、本人のやりたいことを思いっきりやることが子供の人間形成や成長にプラスになると信じていました。
プラスになったのか?それはまだわかりませんけど(*´Д`*)
勉強の予定をホワイトボードに書いたり、1日中勉強している様子を見ると傍目には真面目な子でしょうね。
もともと超鈍感な子ですが、受け答えの仕方や周囲への気遣いもだんだん出来るようになってきました。
私に意見をいう時もだいぶ自信たっぷりしゃべるようになりましたね。
でも年齢的な普通の成長とも言えますし、まだまだ子供なので、結果が出るのはだいぶ先だと思います。


そして受験を通して考えさせられたのは、父親ってなんだろう、ってことです。
自分は幼い頃から父親が居なかったので、父親像を知りません。
それに息子(11♂)は養子縁組で血の繋がりはありません。
「なんだかんだ言っても親だから」みたいな血の繋がりに甘えることなく本人が父親だと認識するには何をするべきなのか自分に問い続けました。
おおむね母親よりも社会の厳しさを知ってる分、現実の残酷さ、理不尽さを伝える役割が大きいのではないかと思っていますが、単にネガティブなことを連ねても子供は逃げてしまうだけです。


でも辿り着いた結論はシンプルで「思ったことをそのまま伝えよう」でした。


子供だからって大人が計算してその通りに育つなんて旨いことあるわけがありません。
親やってると「こういう子だからこのようにしておけばいい」みたいな法則を考えてしまうことがありますが、子供は短時間で急に成長することもあれば、逆に全ての事に自信を失ってしまうこともあります。ある程度は枠にはめて考えることができるけど、どうしても限界が出てきてしまうものです。
息子は小学3年から4年の途中まで公文に行っていましたが、そのくらいまではゲーム時間などの「ご褒美」で十分でした。
公文の前の日に1時間程度予習/復習すれば、良い点取れてましたからね。
でも私立中学の受験となると、塾の日は夜22時に帰ってくるし、それ以外の日も大量の宿題があるので全く遊べず。
好きだった剣道を辞めても宿題が終わらない。良い点数が取れない。
正直親としてはここまでして医者にならなくても、恋でもして成人して普通に幸せな家庭を築いてくれれば御の字です。
本当に医者になりたいのなら本人のやる気でどうにかするしかない。
それなら親の目線で管理するのではなく、自分のありのままの視点で語って、感じ取った息子が自分で人生を選び、それを手伝うことが親の役割じゃないかな、と思うのです。
だからまぁ、単純に思ったことを率直に伝えることが一番いいんじゃないかなと思うんですよね。
意外とそれが難しいんですが。
意見を聞いた子が言われたとおりにしなくても、それは子供が選んだ人生なので尊重したい。
というよりむしろ言われたとおりにせず、自分の意見をもって生きて欲しいです。


小学校ではよく「全力でがんばりましょう!」って言いますね。
でも受験は残酷です。テストひとつで人生を左右してしまう。
「精一杯がんばりました!点数取れなかったけど!」じゃダメなんですよね。
小学生の子にとってみれば理不尽な制度です。
親もまた理不尽です。
塾の子でiPhoneMacBookを買ってもらっている生徒が居るそうで、買ってもらえないことに不満があるようです。
お母さんとお父さんは持ってるのに。
「iMacBookAir欲しい」って言ってました。なんじゃそりゃ。


そして理不尽の最たるものが、小学6年の4月に塾を辞めさせたことです。
当時のツイートが残っています。


[参考]だらだらつぶやき(4月12日分)
http://d.hatena.ne.jp/yasuhallabo/20130413/1365854414


「やる気が無かったから辞めさせた」すっごいシンプルな理由ですが、前述のとおりやる気が無かったらとても持ちませんからね。。。
でも、さすがに一時期辞めさせたことが良かったのか悪かったのか、正直わからないです。
ただ人間が変わるときには「気づく」ってことが必要で、忙しすぎて全く休みがない息子には無理だと思いました。
これは鈍感力がハンパないうちの子特有の問題で、点数悪くても全く危機感を持たないのです。
あとで嫁から聞いた話ですがこの一ヶ月間で将来のことが凄く不安になったそうです。
「遊んでばかりで医者になれないんじゃないか」と。
気づくの遅いわwww(*´Д`*)
でも結果、息子は塾に戻ることを選びました。
うちら親にとっては、久々に3人で遊んだり旅行もできて良かったです。結果オーライですけどね。


まぁそんなこんなで時々じっくり話あってはしばらく放置の繰り返しでここまで来ましたが、肝心の成績はこんな感じです。
小4 12月 入塾 偏差値25(全国最下位から2番めくらいだったと思う)
    3月 偏差値40前後(志望校の偏差値は51。この辺はまだ面白がっていた)
小5  5月 偏差値30〜35(あまりに酷いので勉強を教える。放置してたらずっとこの成績だったと思う)
    7月 偏差値45〜49(成績が安定してくる。7月末に合宿)
    9月 偏差値50〜60(成績が上がったので勉強教えるのを辞めて自主性に任せる。上位クラスへ進級)
    2月 偏差値35〜45(目標にしていた上位クラスへの進級が叶わず、ダレ始める)
小6  4月 塾休む(本人が言い出さなかったらここで終わりでしたね)
    5月 偏差値40〜45(退職届けを出す。勉強を見る機会が徐々に増える)
    6月 偏差値45〜50
    9月 偏差値50〜55(合宿の効果が出る。だんだん仕事が忙しくなってきて、勉強を見る機会が減っていく)
   12月 偏差値40〜55(たまーに良い時があるものの、非常に不安定。危機感はない)


放っておくとすばらしい鈍感力で成績が下がるので特訓してなんとか持ち直す、の繰り返しでした。
ずっと見ていても慣れると効果が無くなるし、そんなに仕事に余裕があるわけでもないので難しかったですね。
テスト以外にも毎朝6時に起きてやっていた30分間の計算テストがバロメータになっていて、調子がいい時は90点以上を連続で取るのですが、悪い時は50〜60点で復習しなくなるし、挙句の果てには寝てました。さらに放置しておくと算数以外の成績もどんどん下がります。


そしてテストや計算の成績ももちろんですが、何気ない会話や表情をよく観察して、目標を見失っていないか、やる気を忘れてないか、タイミングを見計らって話し合うことも大事にしていました。間を開けないと息子が心の整理をすることができないので。
話し合うときにはそれこそ2〜3時間かけてじっくり話ましたねぇ(-ω-)


そんなこんなであと9日。


どうでしょうね。受かりますかね〜。


楽しみです(`・ω・´)ノシ