Mac上でBootcampのWindows7をVirtualBoxで動かす(2) Bootcampパーティションの属性変更〜VMの起動

VMware FusionからVirtualbox
Mac で Bootcamp の Windows7VirtualBoxで動かす(2)
(2)Bootcampパーティションの権限変更〜VMの起動

VirtualBoxのインストールに続いて、Bootcampパーティションの権限変更からVM仮想マシン)の起動まで行います。

VirtualBoxのインストールについてはこちら↓で書いてます!(゚◇゚)ゞ
Mac上でBootcampのWindows7VirtualBoxで動かす」関連リンク

インストール環境
マシンiMac 2010 Mid Core i5 760@2.80GHz Mem=12GB(Win6GB,Mac6GB)
MacMac OS X 10.8 Mountain Lion
WindowsWindows7 Ultimate 64bit
VMWareVMWare Fusion 6 評価版(@1日!)
VirtualBoxVirtualBox 4.3.0
HDD1TB(Win545GB,Mac299GB) SSDが欲しいです!
Xcodeversion 5.0
iOSテスト機iPhone5(iOS6)、iPod touch 5th(iOS7)
ガンダム初代,Z,ZZ,0083,08小隊,逆襲,F91,V,W,X,∀,SEED,DESTINY,00


参考リンク



Bootcampパーティションの属性変更とアンマウント
Mac OS起動中はBootcampパーティションMac OSがマウント(パーティションを割り当てること)しているためそのままではアクセス出来ません。
VirtualBoxが使用できるようにするには権限を変更し、アンマウント(Mac OSの割り当て解除)する必要があります。
  1. ディスクユーティリティの起動

  2. 権限変更時に使用するディスクパーティションの識別子を確認するため、ディスクユーティリティ起動します。

    [アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ディスクユーティリティ]

  3. Bootcampパーティションの[情報]をみる

  4. 左ペインからBootcampパーティションを選択
    ※私の環境ではパーティション名「BOOTCAMP」


    画面上部の[情報]をクリック

  5. [ディスク識別子]をメモる

  6. [ディスク識別子]をメモる
    ※私の環境では「disk0s4」でしたが、ネットを見ていると「disk0s3」の人が多いようです。

  7. Bootcampパーティションの属性変更

  8. ターミナルを開く
    ※[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ターミナル]

    ↓コマンド

    sudo chmod 666 /dev/@@@ディスク識別子@@@

    ※私の環境の場合↓

    sudo chmod 666 /dev/disk0s4

    念のため属性を確認しておきたい人は、lsコマンドで確認しておくこと。

  9. BootcampパーティションのアンマウントとVMファイル作成
  10. ↓Bootcampパーティションのアンマウントコマンド

    diskutil umount /volumes/bootcamp

    ※先にアンマウントしないとエラーが出ます。


    VMファイル作成コマンド(ファイルが2つ出来る)

    sudo VBoxManage internalcommands createrawvmdk -rawdisk /dev/disk0 -filename win7raw.vmdk -partitions @@@ディスク識別子の最後の数字@@@

    ※私の環境の場合↓

    sudo VBoxManage internalcommands createrawvmdk -rawdisk /dev/disk0 -filename win7raw.vmdk -partitions 4






    VMファイルの所有者変更

    sudo chown @@@ユーザー名@@@ *.vmdk

    ※ユーザー名が「nyanko」の場合↓

    sudo chown nyanko *.vmdk


    念のためファイルを確認しておきたい人は、lsコマンドで確認しておくこと。



VirtualBoxでBootcampのVMを作成する


アンマウントしたBootcampをVirtualBoxで起動できるように仮想マシン(VM)を作ります。
これが終わると一応起動できるようになります。
  1. VirtualBoxVMを新規作成

  2. VirtualBoxを起動
    ※[アプリケーション]→[Virtual Box]


    画面左上の[新規]をクリック

  3. 仮想マシン(VM)の名前とOSの設定

  4. 仮想マシン(VM)の名前とOSを入力して[続ける]

  5. メモリの割り当て

  6. 環境にあわせてメモリを割り当てることができます。

    Windows7は2GBだとスワップがキツイのでできれば4GBくらい欲しいところでです。
    この時は12GBメモリがあったので、半分の6GBを割り当てました。

  7. HDDの割り当て

  8. ここで先ほど作成した仮想マシンのファイルを割り当てます。

    [すでにある仮想ハードドライブファイルを使用する]にチェック。

    使用するファイルを割り当てるため、右下のフォルダアイコンを押します。

  9. 仮想マシンファイルを選択

  10. 先ほどのコマンドで「win7raw.vmdk」という名称で作成したので、そのファイルを選択します。

    ※似たような名前のファイルがもう一個できていますので、そちらは選ばないでください。

  11. HDDの割り当て画面に戻る

  12. ファイル名と容量が表示されます。
    ※容量はパーティションサイズ(545GB)ではなくHDDのサイズ(931GB)が表示されるようです。

    [作成]をクリック。

  13. ファイル作成完了

  14. こんな感じで一応ファイルができます。

    ただまぁこのままだとまともに動かないので、引き続き設定を行います。


仮想マシン(VM)の設定を変更する

  1. 仮想マシン(VM)の設定を開く

  2. 画面左上[設定]をクリック。

  3. 一般

  4. クリップボードやドラッグ&ドロップの設定ができます。
    が、私の環境ではどちらも動作しませんでした。(後述のGuest Additionsを入れてもダメ)
    使えると便利なんですけどね。。。

    クリップボードを共有すると、Windows秀丸を開いてXcodeへコピペするとかできます。

    また、ミニツールバーは邪魔なのであとでチェックOFFにしました。
    この辺は好みに合わせて設定しましょう(`・ω・´)

  5. システム - プロセッサー

  6. 割り当てるCPUコア数を設定できます。
    私のiMacは4コアですが、VMwareを使っていた時は2個づつ割り当てるのが一番安定していたので、2個にしました。

  7. ディスプレイ - ビデオ

  8. ディスプレイ用に割り当てるメモリ量を設定できます。
    27インチiMacの画面解像度2560x1440を32bitで持つと約14MB。
    4画面分くらい使うことを考えても128MBあればたぶん十分ですね。仮想マシン時はゲームしないし。
    とりあえずできる限り大きく設定してみて、256MBにしてみました。

  9. ストレージ

  10. ストレージの設定を確認します。
    SATAできちんと認識されていて、「実際のサイズ」にBootcampパーティションのサイズが表示されています。
    SSDのときはSSDのチェックを付けた方がいいんですかね?よくわからないけど。
    IDEとかに誤認識されていなければ問題無いと思います。

  11. オーディオ

  12. オーディオの設定を確認します。
    少し前の情報だとIntel HD オーディオがまともに動かないとか書いている人がいたので、把握だけしておきます。
    とりあえず今のところは音も鳴っており、問題なしです。ノークレームです。

  13. ネットワーク

  14. ネットワークの設定を確認します。
    デフォルトで「NAT」になっていました。
    ブリッジ接続等いろいろなタイプが選べますが、ブリッジ接続時には落ちることがあると書いている人がいたので避けました。
    NATで割り当てって意味が良くわかりませんが、とりあえずこのままにしておきます。

    ※ネットワークに興味がある人のみ↓「NAT」について
     ちなみにipconfig /allしてみたところ
      デフォルトゲートウェイ : 10. 0. 2. 2 (本当は192.168.1.1)
      DHCPサーバー      : 10. 0. 2. 2 (本当は192.168.1.1)
      DNSサーバー       :192.168. 1. 1
     となっていました。VirtualBoxがルータ役(ゲートウェイDHCP)になってNATしてくれる機能のようです。
     これはこれで便利ですね。

  15. ポート

  16. デフォルトでUSB2接続がOFFになっています。

    有効にしてみると、、、

    Oracle VM VirtualBox Extension Pack入れろ」
    と怒られます。

    ひとまずここではOFFにし、後で入れることにします。

  17. 共有フォルダ

  18. デフォルトでは一個も作られないみたいですね。

    あとで共有を作った時は、以下のチェックを有効にしました。
     [*]Make Permanent  いつも有効にしたいときはチェックする
     [*]Auto mount    ネットワークドライブ接続にしたい時はチェックする

    Mac側のXcodeのプロジェクトフォルダやUnityのプロジェクトフォルダを共有しておくとすぐにテキストエディタやグラフィックツールで開けるので便利です。

設定完了!起動してみる!

  1. Virtual Boxトップに戻る

  2. Virtual Boxのトップに戻り、設定内容を確認します。


    画面上の[起動]アイコンをクリックして、VMを起動します!

  3. 起動(*´Д`*)ノシ

  4. とりあえず、起動しました(*´Д`*)ノシ

    大きなトラブルもなくここまで来ればひと安心ですね ( ̄△ ̄)ふぃ〜

    ただこのままだとウインドウサイズを変えても小さいままですし、USB2.0による接続も行えません。
    対応するには以下の手順を行う必要があります。

    Oracle VM VirtualBox Extension Packをインストール
    ・Guest Additionsをインストール
     ※VMWare Fusionで言うVMWare Toolsに相当

    また、BootcampパーティションMac OSが起動するたびにマウントしてしまうため、VM起動時にアンマウントを行うよう、起動スクリプトを作ります。

    これらがまた結構手間なので、、、今回はここまででいったん切ります(*´Д`*)ノシ

    続きはまたそのうち書きますヨ!(`・ω・´)ノシ


    続き書きました!(*´Д`*)ノシ
    (3)Extension Pack、Guest Addition、起動スクリプト


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